2001年の暮れ、フランステレコムがインターネットで香りを送受信する技術を開発、その一部を公開したとのニュースがあった。受信側のパソコンにICチップ、香料、ファンを内蔵した「香り発生器」を接続し、ユーザーが特定のウェブサイトに接続してアクションをとると、サーバーから信号が送られ、それに関連した香りが発生するという。例えばウェブ上でバラの画像をクリックすると、バラの香りが発生するといった具合だ。

 この技術はまだ実験段階らしいが、もしこれが出まわったら、さまざまな用途が考えられて本当に面白いだろう。

 香りが人の生理や感情に及ぼす作用については、さまざまな研究がなされている。伝統的な民間療法だったアロマセラピーも一部は科学的根拠が証明されている。つい先日も、資生堂がグレープフルーツやペッパーの香りは痩身に効果を発揮するという発表をしたばかりだ。

 香りとは異なるが、ヒトフェロモンの存在も確認されている。よく、同じ部屋で生活する女性は生理周期が一致しやすいと言われる。これにはまさにフェロモンが影響を及ぼしているとの話だ。

 将来、メールに香りを添付して送れるようになったら、ネット上でのコミュニケーションの形態がまた大きく変わるように思う。

 いつか、恋愛に効くフェロモンつきメールが流行したりして。

(アイスタイル取締役アットコスメ主宰 山田メユミhttp://www.cosme.net/)