しゅりのステップアップゴルフ

<しゅりのステップアップゴルフ>1.オーストラリアはゴルフ天国

2005/01/03 15:26

週刊BCN 2005年01月03日vol.1070掲載

 みなさん、はじめまして。  オーストラリア在住のプロゴルファー、安田朱里です。現在、シドニーを中心に国籍や老若男女を問わず、ゴルフを楽しくプレーしていただけることをモットーにしたレッスン活動をしています。今回の連載で、日本のゴルファーの方々にも更なるステップアップをしていただいて、もっとエンジョイできるようなゴルフライフのお手伝いをしたいと思います!

 それでは、第1回は、オーストラリアのゴルフ事情についてのご紹介です。日本の国土面積の約22倍を誇り、コアラやカンガルーなどの珍獣が生息する動物たちの宝庫、オーストラリア。

 また、ゴルフ、テニスはもちろんのこと、ラグビーやサッカー、そしてウォータースポーツにいたるあらゆるスポーツが気軽に楽しめるスポーツ天国としても知られています。特にオーストラリア出身のプロゴルファーの活躍は、長年、世界中から注目を浴びてきました。私の住むシドニー近郊だけで、100以上のコースがあると言われますし、1年を通して過ごしやすい温暖な気候、そして、安価で楽しめることがオーストラリア人の強さの理由と言えるでしょう。

 名門コースと言われるゴルフ場は日本並み、またはそれ以上の値段を支払わなければいけませんが、子供が楽しめるような距離の短いコースなどでは、10ドル以下(800円以下)でプレーが可能です。

 ハウスキャディもいませんし、グリーンフィーだけ支払って、自分で手引きカートを引きながら、ゴルフを楽しむという非常にシンプルなシステムなのです。

 ですから、オーストラリアで一番安上がりな生活は「牛肉を食べて、ゴルフをする」こと!うそのような本当の話です。

 また、オーストラリアのスポーツの特徴は、とにかくゲームを「楽しむこと」が挙げられるでしょう。

 ゴルフだけではなく、どのスポーツでも同じで、水泳で大活躍しているイアン・ソープ選手も同様なコメントを残していました。楽しくなければ、面白くなければ、やめるかやらないのどちらか…。

 そして、「勝つこと」よりも「自分のベストを尽くす」だけが選手の目標なので、プレッシャーがかかっていないようです。

 生真面目な日本人は、「No Worroes」(心配無用・問題ない)が口癖のオーストラリア人を見習うことも必要かもしれません?!

 では、次回から実践的な上達のコツをわかりやすくご紹介していきます。

 みなさんよろしく!
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