巨匠・黒澤明監督の創作ノートや台本、シナリオ、写真に加えて直筆メモなど貴重な史料をデジタルアーカイブとして保存する活動が始まった。これらの史料を保有する黒澤プロダクション、日本SGI、古典籍のアーカイブ技術を持つ龍谷大学の共同プロジェクトだ。

 これまで公開されていない貴重な直筆メモ、プライベート写真などもあり、黒澤プロダクションの黒澤久雄社長は、「どれほどの史料が眠っているかわからないが、これから映画製作を目指す人たちにも役に立つアーカイブを作る」と自信満々。

 これまで黒澤明監督の台本や写真など、テレビや出版物で紹介されてきたが、そのたびに貸し出され、損傷や劣化が激しく、中には紛失してしまったものもあるという。そうした貴重な史料を後世に伝えるために、今回、デジタルアーカイブ化を決めた。

 デジタル化ついては、「数か月あれば、一応完成すると思う」と日本SGIの和泉法夫社長が言えば、黒澤社長は、「いや、これからどれほどの史料が出てくるかわからない。終わりはない」。さらに「三船敏郎や志村喬など黒澤映画の名優たちの史料も出てくる」とか。黒澤映画ファンにはたまらないアーカイブになりそう。それら史料をネットで見れるような仕組みを作ってもらいたいのだが。