沖縄は15世紀に北山・中山・南山の3山を統一して琉球王国として独立を果たした。  17世紀に薩摩藩の支配下に入り、19世紀の明治維新後に日本の統治下に入った。波乱の歴史はその後も続き、先の大戦では最大の悲惨な地上戦が戦われ、民間人、将兵合わせて23万人余が戦死した。その後米軍の統治下に入り、1972年5月15日に日本に復帰し、波乱に満ちた歴史にようやく終止符を打つことができた。その長い波瀾万丈の苦労に対しては人間として深い同情を禁じ得ない。

 沖縄本島へは今までに4回訪れた。しかしいつも1泊するだけなので、戦跡巡りに時間がかかり、観光は首里城と万座毛を観るだけで終わっていた。次回は最北端の辺戸岬を始め「やんばる」各地や、陶器焼物のやちむんの里などを回ってみたいと思っている。

 首里城。那覇市の東の高台にあり、長い間琉球王朝の居城であった。守礼の門と歓会門を通り抜けると復活再建された絢爛豪華な朱塗りの正殿がある。城の敷地は広く、城壁は堅固な石積みで礎かれている。

 万座毛。本島に美しい景観地は多いが、なかでも万座毛と残波岬、真栄田岬が知られている。万座毛は美しいコバルトブルーの珊瑚礁の海に巨大な断崖が立ち、その断崖に波で穿れた大きな穴がある。その景観は、まさしくダイナミックな天然の造形美である。断崖の上には天然の芝が広がり、青い海とのコントラストが際立っている。対岸の万座ビーチホテルはもちろん、遠く本島北部や伊江島を望むことができる。特に夕日が美しく、さすが本島随一の景勝地の名に恥じない。