石垣島 沖縄本島から450キロ、八重山諸島の中心地で人口4万4000人。各島との交通の要衛で、自然と都市機能が共存している。南北に長い地形で、その中ほどに島随一といわれる景勝地の川平湾がある。外海から2キロも深く入り込んだ青く透明な湾で、黒真珠の養殖が行われている。1日に7色変化するという海は、潮の流れが速く遊泳は禁止されている。

 北に向かい玉取崎の展望台に着く。そこから北の平久保半島を眺望する景観は素晴らしく息をのんだ。半島に通ずる辺りは細く、「船越」という地名になっている。名付けた昔の人の知恵に感心した。石垣島港離島桟橋からフェリーで西表島に向かう。

 西表島 八重山諸島最大の島で人口2000人、島の90%はマングローブと亜熱帯の原生林が占めている。イリオモテヤマネコやミナミトビハゼなど貴重な野生生物が生息している。マングローブの林が茂る仲間川を遡上し、巨大なサキシマオウノ木の木根や、おびただしい数の小さなカニが一斉に穴に潜り込む姿を観た。干潮時に砂地になる400メートルの浅瀬を牛車に揺られて由布島に渡った。亜熱帯植物園があり、観光客用に食堂と物産展が開いていた。

 竹富島 海抜10-20メートルの平らな島で人口300人弱、石垣島からフェリーが1日30便出ている。その間の海は石西礁瑚という浅い珊瑚の海で、海面に立つポールに導かれて突っ走る。高速でジャンプするので見事な海底が見えないのが残念だった。

 竹富島の屋根はすべて頑丈な赤瓦屋根の平屋建てで、家の回りを珊瑚の石垣で囲んで強い台風に備えている。白砂の通りには塵1つ落ちていない。自治会が竹富島憲章を制定して景観を守り、国の町並み保全地区に指定されている。人影のない通りを牛車で回ったが、少々やりすぎの感。島の南岸は星の形をした有孔虫の殻が見つかる「星砂の浜」で有名。

 美しい沖縄の宮古島や与那国島など、いつかもっと多くの島を訪ねてみたいと思っている。