「MVNO」という言葉をお聞きになったことがあるだろうか。これは、Mobile Virtual Network Operatorの略で、先行する既存の企業からインフラを借り受け携帯電話事業を行う事業者を指す。

 そしてこのMVNOに米娯楽大手のディズニーが近く参入する。ディズニーにインフラを提供するのは米の携帯電話大手スプリントだ。ディズニーは15歳程度までの低年齢層をターゲットとしており、韓国IT大手のLGが製作する専用端末には、GPSを利用した子供の居場所の確認や、未成年には有害なコンテンツへのアクセス制限などの機能が盛り込まれる予定だという。

 米国成人で7割以上という携帯電話の普及率は、15歳以下ではまだ50%以下といわれ、さらに英バージンやスポーツ専門ケーブルTV局のESPNなどの先行事業者がおおむね成功といえる状況にあるため、ディズニーも「数年で黒字化を目指す」と自信を見せる。 

 一方、日本でも米国での普及を受け周辺の法整備も急ピッチで行われる予定だという。参入障壁が取り払われれば、異業種からMVNO事業に参入する企業を数多く目にすることになるだろう。(ニューヨーク発)