北斗七星

北斗七星 2007年6月4日付 Vol.1189

2007/06/04 15:38

週刊BCN 2007年06月04日vol.1189掲載

▼「おたくのほうにシャリファバが広まっているんですが、ご存じでしたか?」と、受話器を通した若い男性の声。シャリファバ? 何だそれは? 何回か聞き返したあげく、光ファイバーのことだと理解した。IPフォン契約のセールスなのだ。

▼光ケーブルは使っているが、IPフォンに切り替える気はない。だってこの前、大規模なシステムトラブルがあったじゃないか。それに対する答えがいい。「あ、あれは回線の問題でも、局側のサーバーの問題でもありませんよ。調べてみたら、どこかをカラスがつついたらしくって…」。オイオイ、それならもっと使えないじゃないか。

▼同じくNTTコミュニケーションズのコールセンターから「NTT東のマイラインから当社のプラチナラインに代えませんか」という勧誘電話。市内・市外通話が安くなるうえ、頭に0033を付けて発信すると対携帯電話通話料が半額になる。おまけに簡単なアンケートに答えるだけで、商品券をくれる。

▼「じゃ、説明書を送ってください」と返事をすると、「ではご了解をいただいたということで、手続きをとらせていただきます」。ちょっと待った。アンタは電話で名乗っただけで、どこの誰だか確認できていない。しかもトラブルが発生した場合の対応や保障はどうなっているのか。以前、勝手に契約を変えられ、電話もFAXも通じなくなったことがある。「保障については、契約書に明記がございません」といんぎんな言葉づかい。腹が立たない人はいないだろう。
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