立ち話

EMCジャパン 諸星俊男社長

2007/08/13 19:47

週刊BCN 2007年08月13日vol.1199掲載

 7月1日付でEMCジャパンの社長として諸星俊男氏が舵をとることになった。同社が手がけるビジネス領域は、情報に関する「保存」と「保護」「最適化」「活用」の4分野。ストレージメーカーとして、「ユーザー企業内のデータを戦略的なデータに変革可能なソリューションとして提供する」。国内ストレージ市場のシェアについては、「2008年までにハードで15%、ソフトで20%」が目標だ。しかも、「市場伸び率の2倍のスピードで成長を遂げ、2010年に“情報インフラストラクチャベンダー”としてNo.1を目指す」と意欲を燃やす。

 前社長のナイハイゼル・エドワード氏が日本法人の基盤固めが米本社から与えられた命題だったのに対し、諸星氏のそれは「外とのパイプを太くする」ことだという。

 社長就任から1か月間はユーザーや代理店などへの挨拶回りが中心だった。「2箱の名刺を使い切った」。富士通出身という経歴も生かし、「サーバーメーカーなどにない製品を当社が持っていれば、積極的にアライアンスを組んでいく」としている。
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