盛況に終わったIT・家電の見本市「CEATEC JAPAN 2007」。過去8回の開催のなかで、今年は来場者数が初めて20万人を突破しアジア最大規模のIT・家電イベントに成長した。

 今年の目玉は、厚さ3mmの有機ELテレビに代表されるようにテレビの薄型・高精細化。法人向けではIT関連が充実していたが、コンシューマ向け製品の主役は家電だ。「PCはどこに行ってしまったのか」と感じさせる展示内容だった。

 そんななかでも、PCをテーマにした特別セッションが開催されていた。NECパーソナルプロダクツ、東芝、ソニー、富士通の国内4強に加え、マイクロソフトとインテルの幹部が参加したパネルディスカッションである。デジタル化した家庭のなかで、PCはどんな役割を果たすのかを題材に、各社が持論を展開。PC業界を背負って立つキーマンの考えは、聞き応えがあり、PCの将来性を感じさせる内容でもあった。

 開催日の1週間前、記者が特別セッションの申し込みページにアクセスしたら「受付中」が表示されていた。PC業界の幹部が集結した討論会が「1週間前なのにまだ受付中なのか」と懸念したが、当日足を運んでみれば開始前から長蛇の列。400人は集まっていただろう。

 5年ぶりに新OSが発売されたにもかかわらず販売が振るわない状況だが、PCに対する業界とコンシューマの期待は依然高いのだ。(鈎)