待望の量産が始まった途上国向け廉価ノート「OLPC-XO」。AMD搭載XOの拡大を恐れたインテルが対抗モデルで契約を奪うなど前途多難な船出となった。

 「世界中の子どもにPCを」──両者とも願いは一つだが、非営利のOLPCが途上国を支援相手国とみるのに対しインテルは新興市場と捉えている。相手はPCさえあれば何だっていいわけで価格とスペックが拮抗すれば競争は避けられない。

 2年前インテルのバレット会長はOPLPCを「玩具」と切り捨て、今春の報道番組でネグロポンテOLPC会長は後追いのインテルを「恥知らず」とやり返した。途上国の子どもたちの頭上で営利・非営利の両雄がつばぜり合いも情けないが、インテルも本心ではOLPCに入りたいのだろう。

 米国では11月から、PCを2台買って1台を途上国に寄贈するプランが好調で、年末まで延期を決めた。全米のスターバックスでWiFi接続が1年間無料になるので元が取れるというわけ。寄贈国にもWiFiを使えるスタバがあったら世界はフラットなんだが・・・。

 ところで200ドルの激安区では今、「Eee PC」と「gPC」も絶好調だ。2008年は激安PCの年になりそうだ。(サンフランシスコ発)