ソフトバンクは、昨年度(2008年3月期)に携帯電話の純増数でトップを獲得した。累計の加入者数については、NTTドコモやKDDIにまだまだ及ばないものの、存在感は他社をもしのぐ勢いだ。

 ソフトウェアの流通から始まり、ヤフーによるインターネットサービス提供など、携帯電話業界とは異なった世界でビジネスを手がけていた同社が、そもそも携帯電話に参入した理由は何なのか。「インターネット運営会社(ISP)が携帯電話を運営することが最適と思っているからだ」と、孫正義社長(=写真)は言い切る。「マイクロソフトやグーグルなどがインターネットの切り口から携帯電話サービスを意識したビジネスに取り組んでいる。インターネットを理解する者が携帯電話をも制するといっても過言ではない」と続ける。

 確かに、携帯電話のサービスといえば音声だけでなく、メールなどデータ通信をはじめ、アプリケーションのダウンロードなどが主流になりつつある。それだけではなく、「CPUや通信速度の向上でインターネットサービスが最大限に受けられる環境が整った」としている。

 7月11日にアップル製「iPhone」を発売。「今年度は“モバイルインターネット元年”になる」と訴える。