「基本的な変化が起こっている」と実感しているのは、米IBMのバリー・ルドルフ・システム・ストレージストラテジー担当バイスプレジデントだ。ワールドワイドのストレージ市場が変革期にあるというのだ。

 莫大なデータの管理に向けてユーザー企業は、進みつつあるクラウド・コンピューティング時代に対応していく必要がある。しかし、一方で課題も出ている。例えば、20年前にフロッピーディスクに保存したデータへのアクセスを継続して行えるようになるのか。おそらく難しくなるだろう。技術の進化により、“デジタル暗黒時代”に突入するというわけだ。こうしたなか、ストレージビジネスを手がけるベンダーとして「包括的な対処が必要」と認識している。

 そこで、同社はストレージ新戦略として「Information Infrastructure」を掲げた。ユーザー企業がデータセンターを再構築すると想定、従来のストレージビジネスに加えてソフトウェアやサービスを情報の可用性や統合、長期保管、セキュリティなどにフォーカスして提供するというものだ。「常に顧客が何を求めているのかを把握する」。新時代の到来に向け、「市場駆動型で突き進む」としている。