●2007年7月9日 vol.1194 10面にて報道
サティヤムコンピュータサービス 国内開発拠点を拡充

 IT先進地である沖縄県では、いまやインドからくる「オフショア」案件の収益が欠かせないと聞く。世界のIT産業を支える重要拠点となったインド系SIerが、日本進出を本格化したのは3年ほど前になる。日本のITベンダーが賃金の安い東アジアへ「オフショア」するのとは、逆の流れがこの頃から起き始めたのだ。

 その潮流を感じた本紙編集部は、インド系SIerを次々に取材。そのなかから、インド大手SIerのサティヤムコンピュータサービスが、日本向けの開発体制強化という独自ネタを仕入れ「週刊BCN」(2007年7月9日号)に掲載し、大きな反響を呼んだ。

 サティヤムはそれまでも、東京中心にソフトウェア設計開発を手がけてきた。ただ、業務量が増えたことから、首都圏だけで不十分な人材確保を地方に求めた。日本のITベンダーが東アジアに人材を求めるのとは異なり、日本で案件を獲得し、地場に根づいたSI(システム構築)をするという国内ベンダーの脅威となる事柄だった。

 同社以外にもウィプロやインフォシスなど、資金力のあるベンダーが日本のSIer買収に動くなど、進出の動きを強めている。(谷畑良胤)