昭和を感じる民家で煮込みを食す

 JR市ヶ谷駅から徒歩5分ほどの距離に本社を置く日本ヒューレット・パッカード(日本HP)で、パートナービジネス統括本部長を務める玉利裕重氏が足しげく通うのは、豊富な地酒と煮込み料理が名物の「あて」だ。日本HP本社からは徒歩5分ほどの距離にある。その通いやすさから、同社に入社して以来、玉利氏の行きつけになった。「会社から近くて雰囲気もいい」からだ。

 「あて」の造りは、昭和34年に建てられた小さな一軒屋で、その佇まいは昭和の香りを醸し出す。どこか懐かしい雰囲気を感じながら、店自慢の煮込みを味わうことができるのが「あて」の醍醐味。揃えている日本酒の銘柄が多彩なのも魅力だ。この季節は、燗酒とともに供される牛すじの煮込みが絶品。煮込みのほか、鮮魚のつくりも新鮮で旨い。

 日本HPは、来年の初めに本社を江東区の大島に移すことを発表している。約5500人の従業員が入居することになる大型ビルで、市ヶ谷を離れることが決まっている。新宿に本社を構えるEMCジャパンから日本HPに移籍。市ヶ谷を拠点に仕事してきた玉利氏にとって、市ヶ谷といえば連想する思い出の店になるのだろう。


東京都千代田区九段南4-8-34
03-3262-0044
平均予算:平均予算:3800円(夜の場合)