いまさら聞けないキーワード

<いまさら聞けないキーワード>OS(オペレーティングシステム)

2011/03/24 15:26

週刊BCN 2011年03月21日vol.1375掲載

〈一般的な解釈は…〉アプリケーションの稼働に必要な機能をもったソフトウェア。

 日本語では「基本ソフト」と訳される。ソフトウェアの一種で、コンピュータの操作(オペレーション)に必要な基本機能をもったソフトを指す。OSの役割は、・ミドルウェア(中間層)と連動してアプリケーション(応用ソフト)を稼働させるための環境を提供すること、・ディスクやメモリ、ファイルシステム、ネットワーク、デバイスドライバなどを管理することの二つがある。

 OSはパソコンに限らず、サーバーや携帯電話/スマートフォン、ゲーム機など、あらゆるシステムで使われている。代表的なパソコン用のOSは、マイクロソフトが提供するWindowsや、アップルがMacintoshコンピュータ用に提供するMac OS Xなど。メインフレームや携帯電話などにも応用されるOSとして、オープンソースソフトのLinuxが知られている。また、スマートフォン用のiOS(iPhone)やAndroidもOSの一種だ。

 OSはパソコン操作に不可欠な基本ソフトなので、パソコン購入時にプリインストールされたかたちで購入する個人・法人ユーザーが多い。しかし、セキュリティや画像編集ソフトなどと同様に、OSを単品で購入してパソコンにインストールすれば、パソコンを買い替えなくても、新しいOSに“乗り換える”ことができる。

 パソコン市場を活性化する刺激剤として、OSが大きな役割を果たす。最近の例では、マイクロソフトが2009年10月に新バージョンOSの「Windows 7」を発売したのを機に、パソコンの買い替え需要が高まり、個人・法人向けともに市場が大きな伸びをみせた。

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