先週末、全国のITコーディネータ(ITC)が情報を交換するイベント「ITC Conference 2012」が、東京・港区の東京プリンスホテルで開催されました。テーマは「ITC新時代~お客様価値の創造~」です。
ITコーディネータとは、特定非営利活動法人のITコーディネータ協会が認定する経済産業省推進資格で、「経営」と「IT」の両方の視点をもって、中堅・中小企業(SMB)の情報システムの改革をサポートする方々を指しています。ITCはこれまで、主に基幹システムの刷新に関してSMBを支援してきましたが、クラウドコンピューティングやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が普及するいま、その役割は新しいステージに入ろうとしています。
ITCカンファレンスの題にもなった「ITC新時代」は、SNSをはじめとする新しいITツールを活用して、業務の効率化や販売拡大につながるアドバイスをするというITCの新しい役割を指しています。
今年4月、東京商工会議所は、ITCと企業をつなげてウェブ/SNS活用について気軽に相談できる仕組みをつくりました。ウェブ上に開設したホームページ戦略活用相談室がそれです。
ホームページ戦略活用相談室では、企業が相談をメールでITCに投げて、ITCがウェブ上で迅速に回答します。より多くの企業がウェブ活用のプロであるITCの支援を受けることができる新時代のニーズに応えたユニークな仕組みです。(ゼンフ ミシャ)
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<IT経営の真髄 ITCの支援で企業はこう変わる!>東京商工会議所(上) ウェブ上でITCに相談メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.8.29」より