【HTML5(HyperText Markup Language 5)】
ウェブページ上の文章や画像などのレイアウトを指定するコンピュータ言語。HTMLの第5版。

 HTMLは、ウェブ制作者が、ウェブページ上で表示する文章や画像などの構造をコンピュータに理解させるために用いる言語。テキスト上に定められた文字や記号を表記することで、レイアウトを指定する。また、ウェブページに動画や音声を埋め込んだり、別のウェブページに移動するハイパーリンクを設定したりすることができる。

 HTMLは世界共通の人工言語で、ほとんどのウェブページがHTMLによって制作されている。ウェブで利用する技術仕様の標準化団体、W3C(World Wide Web Consortium)が「勧告」というかたちで標準化。現在、正式な勧告を経たHTMLのバージョンは1999年12月のHTML 4.01だが、HTML5はこの次期バージョンとして、2014年までの勧告を目指して策定が進んでいる。ただし、すでに多くのウェブブラウザが段階的にHTML5への対応を進めており、事実上、HTMLの最新バージョンとして扱われている。

 HTML5は、ウェブアプリケーションのプラットフォーム機能を実装し、スマートフォンなど、最新のマルチメディア環境への対応を強化。言語記述形式を大幅に改定し、これまで複雑だった処理をシンプルにしたり、実現が難しかった機能の実装が簡単にできるようにしたりして、ウェブ制作者の負担を軽くし、自由度を高めている。

 例えば、これまでウェブページ上で動画・音声を再生するときに必要だったAdobe Flashなどのプラグイン(追加プログラム)のブラウザへのインストールを不要にしている。また、制作者がクライアント端末にウェブページの複製データであるキャッシュを残すように設定することで、ユーザーは、ネット回線につながっていないオフラインの状態でも、ウェブページを利用することができる。