マイクロソフトの最新OS、Windows 8は、ISV（独立系ソフトウェアベンダー）にどのような商機をもたらすのでしょうか。

　「とくに中小企業での利用価値が大きい」。オービックビジネスコンサルタント（OBC）営業本部マーケティング推進室マーケティンググループの平田智教グループ長は、Windows 8対応の中小企業向け基幹業務パッケージシステムの新版「奉行i8シリーズ」についてこう話します。

　「奉行i8シリーズ」は、2009年のシリーズ発売以来、初のメジャーバーションアップ製品。マルチタッチ操作に対応した新しいユーザーインターフェースを備え、追加デバイスであるタブレットやウルトラブックによるタッチ操作を想定して、参照専用ライセンスを用意しています。平田グループ長は、「業務ソフトというと、『入力する』ものというイメージがある。しかし、業務データを『参照する』という行為も重要だ」と説明。フットワークのある中小企業なら、「トライしやすい」と期待します。

　OBCは、会計や給与、販売管理などの周辺に発生する未システム化領域を「業務付加領域」と呼んでいます。ここを効率よく運用しようとする提案が、参照専用ライセンスというライセンス形態。「奉行i8シリーズ」は、新しい価値を生みだそうとしています。（信澤健太）

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OBC、Windows 8に対応した基幹業務パッケージの新版「奉行i8シリーズ」