今日のひとことWeb版

金庫破りは時代遅れ?!

2013/01/16 15:26

 先週末、独ベルリンで大規模な窃盗事件がありました。警察によると、犯人らは地下駐車場から金庫まで、数日をかけて全長30mのトンネルを掘り侵入。防犯カメラに捉えられることなく、多額の現金を盗みました。

 子どもの頃、映画で見たり小説で読んだりするたびにわくわくした記憶がある「金庫破り」。しかしIT化が進むいまでは、何やら時代遅れに思えてなりません。なぜなら、パソコンを操作するだけでいいサイバー犯罪に比べると面倒で、さらには発見されるリスクが非常に大きいからです。そもそも、いまの時代はお金よりもデータのほうが価値が高いと考える犯罪者は少なくないでしょう。

 サイバー犯罪が急増し、手口も巧妙になりつつあるなかで、金融機関や民間企業は財産である情報を守るために、建物はもちろんのこと、情報システムのセキュリティもこれまで以上に強化する必要があります。情報セキュリティ市場は成熟化がいわれますが、巧妙なサイバー犯罪が新たなニーズを生み出しています。記事では、多層防御を実現した明治屋の事例を紹介します。

 被害にあったベルリンの銀行は、まず建物の安全を強化するソリューションを求めているかもしれませんが……。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
<THE決断!ユーザーのIT導入プロセスを追う>コストと手間を抑えたセキュリティ対策 インバウンドとエンドポイントの多層防御を実現
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.1.16」より
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