6月7日、マイクロソフトのタブレット端末「Surface Pro」が、日本でも発売になります。3月発売の「Surface RT」も話題を呼びましたが、ビジネス用途では、Windows 8 Proを搭載したこちらが本命です。
5月29日の記者発表会では、日本マイクロソフトの横井伸好執行役が、近く法人ルートで販売することを明言しました。ついに日本国内でも、マイクロソフトがパソコンメーカーの直接のライバルになる瞬間がやってくるということです。
「Surface Pro」には、日本向けモデルの特別仕様として、統合オフィスソフト「Office Home and Business 2013」が入っています。しかし価格は、仮に1ドル=100円で考えるとグローバルモデルとほぼ同じといえる設定です。横井執行役は「キーボードカバーは別売なので、Windowsタブレット市場のなかで特別格安ということではない」といいますが、これをパソコンメーカーはどうみるでしょうか。
樋口泰行社長は、「本当に戦いたい相手を考えれば、より売れてほしいのは『Surface RT』のほうだが……」と本音(?)を吐露していました。単純にバラ色でもなさそうな「Surface」の行く末ですが、市場がどう反応するのか、目が離せません。(本多和幸)
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日本マイクロソフト、タブレット型PC「Surface Pro」を6月7日に発売、128GBと256GBの2モデルメールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.6.4」より