モバイル、ソーシャル、ビッグデータなどの新しいトレンドに対応するアプリケーションに、トラディショナルなウォーターフォール型の開発手法がなじまないことは、もはや言うまでもありません。アジャイル開発、さらにはDevOpsといった手法を取り入れ、アイデアをスピーディかつ低コストでかたちにして、まずは使ってみる。そのうえで、改良をどんどん重ねていくというやり方が主流になっていて、そのための開発・運用基盤としてさまざまなPaaSが、しのぎを削る状況になりつつあります。

 トラディショナルなエンタープライズIT市場の代表選手ともいえる米IBMは、PaaSの「Bluemix」を世に出し、従来の同社パートナーとは異質の、「尖った」開発者をエコシステムに取り込むことに成功しつつあります。Bluemixを核に、世界中で多様な開発者コミュニティをつくろうと構想しているのです。

 そんな活動の一環として、実はIBMが「ギーク女子」の支援にも力を入れていることはご存じでしょうか?日本でも、Bluemixの女性限定ハンズオンセミナー「Bluemix女子会」を開くなど、その活動は活発化しています。米IBMのある女性幹部は、「ギーク女子はかっこいいんだということを何とか世に知らしめたい」と熱意を燃やしています。米IBMのバージニア・ロメッティ会長・社長兼CEOも、もともとはSEとして同社に入社していますから、超大物ギーク女子が率いる企業として、当然の取り組みなのかもしれません。(本多和幸)

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<Visionary's Vision キーマンに聞く!変革にもがくIBM>第2回 アプリ開発者を取り込め!
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.3.24」より