上海の地下鉄駅構内に、新たな自動販売機が設置されていた。ソニーのハイレゾリューション・オーディオの専用自販機だ。しかし、わざわざ自販機でソニー製品を購入したい人は多くないはず。実際に、ほとんどの製品が売れていない。

上海の地下鉄駅構内にあるソニー製品の自動販売機 ソニーの狙いは、むしろPRにあるようだ。販売していたのは、9月に発売したばかりのヘッドホン新シリーズ「h.ear」と新ウォークマン「Aシリーズ」。その場で購入してもらうことが目的なのではなく、自販機を派手にラッピングすることで、地下鉄利用者に対する広告として利用している。その証拠に、設置場所は改札出口の真ん前だ。地下鉄利用者にとって、嫌でも目に入る好立地である。

改札を出ると必ず目に付く場所に設置してある