自動販売機でしかみかけないお気に入りのジュースがある。しかし、購入しようとお札を入れようとしても、受け付けてくれない。お釣り用の小銭が不足しているのだろう。よく見ると「紙幣停止」と表示されている。小銭はもっていない。あきらめた。何日間も同じ状況が続いた。これでは買いたくても買えない。中国で自販機が普及してこなかった理由の一つだと思う。

 しかし、状況は変わりつつある。最近では「支付宝」「微信支付」などの決済サービスに対応する自販機が増えてきた。キャッシュレスで購入できるのだ。また、省スペースで24時間販売できるため、人件費高騰などを受けて自販機の需要が拡大している。富士電機は、2月に中国の合弁会社を通して、現地向け自販機の増産に向けた設備投資(4億円)を実施。現在の倍となる年間5万台の生産体制を構築する。近場にできた同社製の自動販売機は、きちんと「支付宝」に対応していた。

富士電機製の自動販売機はもちろん「支付宝」対応