▼みずほ銀行とソフトバンクが合弁会社を設立し、ビッグデータやAIを活用した個人向けの新しい融資サービスを始める。「一生懸命人生を頑張る人の夢の実現を応援すること」が目標だという。大変結構なことだ。

▼こうした新しいスタイルの融資サービスは世界的に急拡大している。FinTechの主要分野の一つといっていい。国内の法人向けサービスでも、クラウド会計ベンチャーを中心に、企業の財務・税務データを活用した新しい融資モデルを金融機関と共同で開発・提供する動きがある。

▼ただし、伝統的な与信管理に比べて、新しい与信モデルほど不良債権化する確率は上がる傾向にある。これに貸し手側は、利率を上げることで対応している。国外では、FinTechの世界的な先進企業と目されるAI・ビッグデータ活用型の融資サービス提供企業が、日本の法定金利の上限を超える利率で貸付を行っている例も珍しくないことは認識しておくべきだろう。

▼両社の合弁会社が提供するサービスの具体像が明らかになるのはこれからだが、掲げた志の高さに恥じない内容であることを期待したい。(霹)