2017年、いよいよ国産測位衛星「みちびき」が追加で3基打ち上げられ、計4基の体制になる見込みです。商用サービスは2018年度からとのことですが、2~4号機の打ち上げは今のところ、5月、7月、9月の見通しとのこと。

 センチメートル級の超精密測位が可能になる優れものですが、なにより外国の測位衛星だけに頼ることがなくなることで、本当の意味で日本の“社会インフラ”として活用できるようになると言えるのではないでしょうか。実際は、日本のみちびきと、米GPS、欧州のガリレオなどを組み合わせて、常に国内外の8基の測位衛星の電波を捉えることで、精密測位がより確かなものになるそうです。

 今後の課題は、こうしたマルチ衛星対応のチップを、いつ、誰が、どのタイミングでつくるか――。ワンチップ化するには、まとまった数がさばけるニーズがないと、コストばかりがかかり普及が難しくなってしまいます。民間の智恵と工夫で市場を創り出して、日本の新しい社会インフラを活用したビジネスを盛り上げていく取り組みが欠かせないようです。(安藤章司)