▼インフルエンザが流行している。それほど高熱にならず、感染・発症に気づかないケースも少なくないという。そういう自分も、年末に長びく微熱・腹痛に苦しめられたのだが、実はインフルエンザで、周囲にウイルスをまき散らしてしまったのではないかと冷や汗をかいている。

▼ちょうど昨年のいま頃、軽井沢の入山峠で大型観光バスが道路脇に転落し、15人が亡くなるという痛ましい事故が起こった。運転者の健康管理体制の不備や労働環境の劣悪さなどが指摘されたが、再発防止は社会的な課題だ。

▼NTTとSAPは、事故をきっかけとして、生体センサとクラウドアプリケーションを組み合わせ、安心・安全かつ、先進的な運行管理を実現するIoTソリューションの開発に取り組んだ。早くも製品化にこぎ着け、海外での販売も視野に入れている。社会課題の解決にはスピードも重要。“巨艦”だった両社のビジネスも変わってきている。

▼生体センサを活用した健康管理がもっと一般化すれば、インフルエンザを見逃すことはなくなるかも。インフルエンザと診断されるのを嫌がって病院に行かない人への対策としても有効だ。(霹)