グーグルが実践している仕事術

 G-mailで世界に使いやすいメール環境を提供したグ-グルが、メールに頼らないことで、仕事を迅速化しているという。もちろん、まったく使わないのではなく、頼りすぎないというところがポイント。例えば、日程調整にはメールではなく、チャットを使うなど、適材適所である。

 著者はポーランド生まれで、ドイツ、オランダ、米国を経て、2000年に来日。ゆえに、日本のオカシな習慣がよくみえている。冒頭で指摘するのは、「持ち帰って検討」はムダでしかないということ。その場で決断できない者が、みんなの時間をムダに消費するというわけだ。このように、本書では日本企業が仕事の効率を悪くしている要因を指摘し、速く結果を出すためにグーグルが実践している57の仕事術を紹介している。

 なお、最終章では、AIによって仕事が奪われるのを恐れるのではなく、AIを活用して「自ら自分の仕事をなくせ」と提案。究極の効率化のヒントが、そこにある。(亭)
 

『世界一速く結果を出す人は、
なぜ、メールを使わないのか』
ピョートル・フェリークス・グジバチ 著
SBクリエイティブ
(1400円+税)