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人工知能と「共生」するために

 誰でも、仕事に行くのが嫌だと思ったことが一度はあるだろう。理由はさまざまだが、友人や知人からは、「こんな仕事、なくなってしまえばいいのに」という鬱々とした願いを聞いたこともある。

 人間の仕事が変わる可能性が、世間的に話題になっている。「仕事がなくなる」というよりは、「仕事が奪われる」との見方が多い。人間の代わりに仕事を担う存在として、注目されているのが人工知能(AI)だ。

 すでに一部の分野では、人間の能力を大きく凌駕し、「なくなる職業リスト」なるものも出回っている。本書でも、「AIにかわる仕事」と「かわらない仕事」を紹介し、AI社会における就職と転職の成功術などを伝授する。

 重要なのは、著者がAIを脅威と捉えず、「共生」を提唱していることだ。本書を一読すれば、人間から仕事を奪う不気味な存在として認識しているAIへの考え方を、あらためることができるだろう。(鰹)
 
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『坂本真樹と考える どうする?
人工知能時代の就職活動』
坂本真樹 著
エクシア出版 刊
(1200円+税)