▼蕎麦は、蕎麦粉が8割で小麦粉が2割のものが美味しいとされる。いわゆる二八蕎麦である。「二八」の起源は、蕎麦粉の割合ではなく、江戸時代に蕎麦の値段が十六文だったことに由来するゴロ合わせ説が有力。二八といえば十六を想像するというハイレベルな江戸文化らしい由来だ。

▼ビジネスの世界では、二八と聞くと、パレートの法則が思い浮かぶ。「売り上げの8割は、2割の顧客から」「会社の売り上げの8割は、2割の製品が稼いでいる」など、たった2割の影響力を示した法則である。ビジネスモデルを見直し、効率化を進めるには、パレートの法則の考え方が欠かせない。

▼国内において、基幹システムをクラウド化した企業は、2割に満たないという。クラウドファーストの考え方は浸透したものの、なかなか実行に移せていない実態が分かる。クラウド化が進まないのは、日本だけかとおもいきや、米国も約2割にすぎないとのこと。クラウド市場に感じる勢いからは、想像しがたい実情である。

▼私事で恐縮だが、十割蕎麦が好きだ。二八蕎麦が美味いというのは、実は店側の都合で、蕎麦の打ちやすさからきているのではなかろうか。(風)