▼1年ほど前にやや大ぶりのパキラを買った。在宅勤務の環境を快適にするには部屋に緑を増やす必要もあるだろうというありがちな発想からだが、生命力が強く、初心者でも育てやすい観葉植物だと専門店でアドバイスされたことも大きかった。生長期に差し掛かり、天井を突き破らんばかりの勢いで新芽が伸びている。

▼部屋の大きさには限りがあるので、生長期のうちに剪定すべきなのだろう。ネットで情報を集めて一応のセオリーを確認した上でどこをどう切るか考えてみるものの、なかなか決められない。

▼例えばブドウ栽培などでは、圃場のデジタルツインを活用して、摘心や摘果・摘粒、袋掛けなど収穫までの一連の業務を大幅に効率化している事例もあるという。現実世界をデジタルに写し取ってモニタリングやシミュレーションを行うシーンは急速に拡大している。IoTやAIといった先進技術、さらには高性能なコンピューティングをより手軽に活用できるクラウドサービスが充実してきていることの証左と言えるか。

▼趣味の園芸では効率化に大きな価値はない。それでも、デジタルツインで剪定のシミュレーションができるなら、後悔することは少なくなるに違いない。(霹)