日本コンベンションセンター（幕張メッセ）で「MACWORLD Expo/Tokyo'99」が開幕したが、初日の基調講演は、米国アップルコンピュータ社暫定CEO（最高経営責任者）のスティーブ・ジョブズ氏が行った。復帰後、日本での初講演だけに、5000人収容のイベントホールはほぼ満席となった。

　同氏はこの講演の中で、最新のPowerMacG3について、「最もパワフル」「最高のグラフィック性能」「非常に拡張性の高い」「ベストデザイン」、そして「ロープライス」を目的に開発したことを、Wintel陣営のPCとの比較を交えながら述べた。参加者からは、ベンチマークデモのたびに拍手が起こっていた。

　ただし、サンフランシスコで話題を呼んだ、MacOS Xサーバーによる50台のiMac起動デモンストレーションでは、一部のビデオ再生が正常に行われず失敗してしまった。 

　なお、MacOS Xサーバー日本版は4月に12万8000円で発売する予定で、きょうから開始となった、インターネット直販サイト「AppleStore」でも購入できると発表した。