アップルは、5GBのHDを搭載し1000曲を保存可能で、CD1枚分の楽曲を10秒以内でコピーできる機能をもつ、トランプほどの大きさのデジタルデバイス「iPod」を、399ドルで11月10日から発売開始することを発表した。
その先進性を強調するアップルだが、発表会場では価格、機能性の面で斬新的とは言えないとの声も上がり、市場に今後どのように受けいられるかに注目が集まっている。ユーザーがコンピュータに貯めこんだたくさんの音楽データファイルを取り出すためのメディア、という視点から賞賛を送る関係者は多い。
他社の競合製品が使用しているUSBより30倍高速のFireWire接続によるデータ転送時間の短縮化や、よく吟味された高い操作性が、この商品を際立たせているとアップルは説明する。
現在はMACにしか対応していないが、年明けにはWindowsでも利用できるようなインターフェイスの提供を予定しているようだ。
