今年で第8回を迎えたデジタルエンタテインメントの国際見本市、E3(Electronic Entertainment Expo 2002)が5月20-24日の4日間、米カリフォルニア州のロサンゼルス・コンベンションセンター(LACC)で開催された。関係企業約400社が出展し、世界70か国から約6万人が来場した。今回のE3では、ゲームのオンライン化が焦点となり、各メーカーが対戦ゲームのブースを設けたほか、パソコンベースのオンラインゲームで先行する韓国企業の台頭や中国市場の急成長ぶりも報告された。また、米ベンチャー企業がノートパソコンを使った高性能ロボットを出展するなど、盛況だった。(清水計宏(ジャーナリスト)●取材/文)
今回は韓国企業の勢力拡大も目立った。サムソン電子系のグラビティーは大ブースを設け、01年末からサービスし、すでに韓国で190万人のユーザーを抱える人気のロールプレイングゲーム「Ragnarok Online」を出展。韓国のオンラインゲームメーカー、ファンタグラムも単独ブースで出展した。ジャパニメ風の可愛いキャラクターが活躍するMMORPG(Massively Multiplayer Online RPG=多人数同時参加型ネットワークロールプレイングゲーム)の「シャイニングロアオンライン」のほか、Xbox版「Kingdom Under Fire the CRUSADERS」、第3次世界大戦後の世界を舞台にしたXbox用3Dアクション「STRIDENT」などを展示した。
韓国のCG・ゲーム制作会社のデジタルドリームスタジオも単独ブースを設け、オンランイゲーム「Ark-On Line(Dusk of Ruins)」やPS2/Xbox用ゲーム「Fantasy of Kingdom」などを出展し、制作技術の高さを示した。
それによれば、3370万人の中国のインターネットユーザーのうち200万人を超す人がMMOG(Massively Multipla yer Online Games)をプレーし、その市場規模は1億ドルを超えている。現在、中国には30種類近くのMMOGがあり、これらの約半分は韓国製。00年には2種類、01年には16種類だったことから、急成長していることが分かる。台湾を含めて、中国製のオンラインゲームのシェアは40%と半分以下になっている。
今年で第8回を迎えたデジタルエンタテインメントの国際見本市、E3(Electronic Entertainment Expo 2002)が5月20-24日の4日間、米カリフォルニア州のロサンゼルス・コンベンションセンター(LACC)で開催された。関係企業約400社が出展し、世界70か国から約6万人が来場した。今回のE3では、ゲームのオンライン化が焦点となり、各メーカーが対戦ゲームのブースを設けたほか、パソコンベースのオンラインゲームで先行する韓国企業の台頭や中国市場の急成長ぶりも報告された。また、米ベンチャー企業がノートパソコンを使った高性能ロボットを出展するなど、盛況だった。(清水計宏(ジャーナリスト)●取材/文)