日本の店長
<日本の店長>第14回 ヨドバシカメラ マルチメディア博多 阿美祥之店長
2003/04/07 18:45
週刊BCN 2003年04月07日vol.985掲載
知名度向上のため接客強化

店員はアルバイトを含めて400人。「新店舗はオープン当初こそお互いが気を引き締めるが、月日が経つにつれてなれ合いが生じる可能性がある。これが外からでは把握できないこともある。やはり、現場にいることで把握できた各従業員の悪い点を細かく指摘する」としている。拡販に注力している商品はパソコン。阿美店長は、「パソコンは世帯普及率が60%を超えるまでになったが、残り40%の需要がある。『まだ60%』ともいえる」と冷静に判断しており、初心者層を含めてパソコン需要を開拓していく考えだ。パソコンの粗利率は5%前後。ポイントカードでの還元率を考えれば、利益がなくなる可能性が高い。だが、消費者が粗利率の高い商品を購入すれば利益が上がる。「何度も来店してもらい、パソコン以外の商品を購入する固定客を確保することが重要だ」と強調する。(佐相彰彦)
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