店頭流通
米アップルコンピュータ 「アップルストア名古屋栄」1月22日にオープン 初日は8000人強が来店
2005/01/31 16:51
週刊BCN 2005年01月31日vol.1074掲載
アップルストア名古屋栄は、東京・銀座、大阪・心斎橋に続き日本で3つ目の直営店。「三越名古屋栄店」や「松坂屋名古屋本店」など大手百貨店が立ち並ぶ大津通り沿いに店を構える。アップルストアの象徴ともいえるガラス製の階段が店内中央にある。売り場は2フロアで構成され、面積は1階部分が260平方メートル、2階が220平方メートル。商品数は約700アイテムを揃える。
米アップルコンピュータのブリジット・バーマン・直営店担当バイスプレジデントは、「適切な地域と場所に出店することが重要」と、名古屋・栄地区がユーザーを増やすために最適なロケーションであることをアピール。スティーブ・ケイノー・直営店担当リージョナル・ディレクターも、「大阪・心斎橋の売り上げを上回る可能性が高い」と、多くのユーザーを獲得する自信をみせる。
今年3月には、「2005年愛・地球博(愛知万博)」が開催され、名古屋地区を中心に国内外を問わず来訪者が増えることが予想される。愛知万博を間近に控え、大津通り沿いでは有名ブランドショップのオープンが相次いでおり、街全体が活気づいている。この機に乗じて、アップルコンピュータ名古屋栄でもユーザーを増やしていく狙いもある。
店内では、アップル製品で実現できるソリューションを展示しているほか、製品全般の問い合わせに対応するカウンター「ジーニアス・バー」を設置。直営店ならではのサービスについては、迅速な修理や特別ワークショップへの参加や特別ディスカウントなどの特典を提供する会員制サービス「プロケア」、毎週水曜日に専門のビジネスコンサルタントがフェース・ツー・フェースで相談を受けたり、製品デモンストレーションや各種ワークショップなどユーザーのビジネスに適した最新テクノロジーを紹介する「ビジネス・デイ」、1か月間で130のイベントを実施するなど来店者数の増加に積極的に取り組んでいる。
日本での今後の出店については、「計画はあるが、現段階で出店地域や時期など具体的なことは決まっていない」(バーマン・バイスプレジデント)という。「ブランドをさらに向上させるため、まずは都市圏での出店になる。郊外も視野に入れている」(同)としている。
- 1