前年並みの推移

　電子辞書市場は年明けから、比較的堅調に推移。6月は前年度同月比で台数は104.9％となった。

　6月のメーカー別販売台数シェアでは、カシオ計算機が変わらず高いシェアを獲得し、1位を維持している。トップのカシオ（53.8％）に続くのはシャープ（28.8％）で、3位はセイコーインスツルを僅差で抜いたキヤノン（9.2％）となっている。

　同月の機種別販売台数シェアでは、1位から3位までをカシオが独占。EX－wordシルバー「XD－SW6400」（10.3％）、同ホワイト「XD－SW4800」（8.0％）、同ブラック「XD－SW6400BK」（4.3％）の順となった。

　最近では多機能化により、音声やテレビ視聴なども機能として加えられている。1位のカシオ「XD－SW6400」は手書きパネルを搭載し、100のコンテンツを収録している。4位にランクインしたシャープの「PW－AT750」にも同様に手書きパネルのほか、一括検索機能が採用されている。