店頭市場ピックアップ

ICレコーダーの販売動向

2007/11/19 16:51

週刊BCN 2007年11月19日vol.1212掲載

オリンパス4割強のシェアで首位

 ICレコーダー市場が拡大傾向を示している。BCNランキングによると、今年に入ってからは台数、金額ともに連続して前年同月実績を上回る勢いで、需要は増大基調にある。10月の販売台数は16.5%増と2ケタの伸びを示した。

 メーカー別販売台数シェアでは、強みを発揮するオリンパスが44.1%でトップの座を維持する。オリンパスに続くのはソニー(29.6%)、三洋電機(16.5%)の順で、上位3社で市場のほぼ9割を占有。寡占化が顕著に現れている。

 10月の機種別販売台数シェアでトップについたのはオリンパスの「Voice-Trek V-13」(9.7%)で、2位はソニーのステレオICレコーダー「ICD-SX67」(8.9%)、3位はオリンパスの「Voice-Trek VN-2100」(8.8%)の順であった。

 三洋はこのほど世界最長で1000時間超の録音が可能な新機種を発売した。録音時間の長さもICレコーダーを選ぶうえで重要な項目の一つだけに、今後の動向が注目される。

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