店頭流通

シャープ 最薄部3.44cmの薄型テレビ ラインアップを5シリーズに拡充

2008/02/04 18:45

週刊BCN 2008年02月04日vol.1221掲載

 シャープは、液晶テレビAQUOSの新製品として、最薄部3.44cmの薄型パネルを搭載したXシリーズをはじめとする3シリーズ20機種を発売する。

 新シリーズとなるXシリーズは、エクストラスリムから名付けられたことからもわかるように、業界最薄パネルの特徴を生かして壁掛けテレビとしての提案を前提とした製品。既存の床置き型スタンドは用意せずに、壁掛けに最適化するためにチューナー部を別ボックスとして用意。有線での接続のほか、新たに5KHz帯のワイヤレス伝送システムによって、自由なレイアウトを可能とした。46、42、37インチのモデルを用意する。市場想定価格は46インチで48万円前後。

 同社では、昨年8月に厚さ2cmの超薄型液晶パネルの技術発表を行っているが、今回のXシリーズは同技術とは違うものだとしている。

 また、新製品として、スタンダードインテリアタイプのEシリーズを新たに投入するとともに、Dシリーズを一新した。

 松本雅史副社長は、「北京オリンピック需要には大いに期待している。オリンピック前には、Rシリーズ、Gシリーズの新製品も投入する予定で、5シリーズを取り揃えることで選択肢を増やし、買い換え需要、買い増し需要を獲得したい」としている。

 同社では、2007年度の国内液晶テレビの市場規模を約740万台と想定。これが、08年度には約840万台に拡大すると見込んでいる。
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