デジタル家電の売れ行きは3月も好調に推移し、大半のアイテムが前年同月の実績を上回った。なかでも薄型テレビは、「旧エコポイント」の“駆け込み需要”も重なり、驚異的な伸びを記録。また、一時期、停滞感がみられたデジタルカメラの回復傾向が色濃く現れている。

 スキャナ、デジカメ、デジタルビデオカメラの三つのアイテムに分かれる「画像関連機器」全体は堅調で、3月は台数が前年同月比で109.6%と、ほぼ2ケタ増で推移している。

 デジカメは、コンパクトタイプと一眼タイプに大別でき、台数比率はほぼ9対1、金額が7対3で推移している。コンパクトは、需要の一巡に伴って昨春を境に売れ行きが停滞。しかし、年明けからは、高画素化の進展などが消費者の購買意欲を刺激したようで、回復傾向をみせ始めている。

 台数は1月から3か月連続で前年同月比5~7%増となっているものの、金額は前年を割り込む状況が続き、3月で97.4%となっている。それでも、1万円台後半で推移していた平均単価は2万円台まで回復し、3月で2万6600円になるなど、台数、金額ともに前年同月を上回る可能性が出てきた。

 一眼は年末商戦では低迷したものの、年明け以降は好転。台数は前年同月比で2ケタ増が続いている。ただ、単価は昨秋を境にやや弱含みでの傾向だ。12月を底に上昇傾向が続くデジカメ市場だが、成熟市場のなかで買い替え需要を喚起する新機軸をどこに求めるか、模索が続く。