ITベンチャーのフォースメディア(池田譲治社長)は、コンシューマ向け製品のオリジナルブランド「J-Force(ジェイ・フォース)」を立ち上げ、個人向け家電・IT関連製品の販売を始める。第一弾として6月下旬に、浴室用スピーカーとデジタルフォトフレームを発売。エレコム(葉田順治社長)と提携し、家電量販店での販売はエレコムが担当する。

 フォースメディアは、プリンストンテクノロジーの創業者で前社長の池田譲治氏が、2010年1月に設立したITベンチャー。創業からこれまでは法人向けビジネスに集中し、デジタルサイネージ関連機器やデスクトップの仮想化製品などを海外から調達。企業・団体向けに販売してきた。

 今回立ち上げた「J-Force」で、コンシューマ向けIT製品市場に初進出する。「Stylish、Passion&Cutting Edge!」をコンセプトに、PC周辺機器やデジタル家電製品をラインアップする。6月下旬に、浴室用スピーカーと、三つのディスプレイを搭載したデジタルフォトフレームで、個人向け市場に打って出る。

コンシューマ向け製品の総合ブランド「J-Force」のロゴ

 販売でエレコムと協業。家電量販店への製品流通はエレコムがもつ販売網を活用し、販売する体制を敷いた。一部のインターネット販売では、フォースメディアが独自に販売網を築く。

 今回の協業で、エレコムの葉田社長は家電量販店などに向けたコメントを発表。「このような協業の機会をいただきありがとうございます。以前より、フォースメディア池田社長の企画力・提案力に大きな感銘を受けておりました。今回ご縁があって、『J-Force』の販売支援をエレコムがさせていただくことになりました。フォースメディアの企画力とエレコムの営業力を活かし、市場に新たな提案を行っていきたいと考えています。皆さまのご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします」としている。

 フォースメディアの池田社長は、編集部の取材に対し、「今年2月3日に大阪で葉田社長に初めてお会いした。6時間ほどさまざまな話をして、『池田さん、頑張りなさいよ! 私が支援してあげるから』と暖かいお言葉をいただいた」と今回の協業に至った経緯を説明している。

エレコムの葉田順治社長(左)とフォースメディアの池田譲治社長が握手。
2010年6月3日、台湾で開かれた「Computex 2010」会場近くのホテルにて。

 6月下旬に発売する浴室用スピーカー「お風呂まるごとスピーカー」は、浴室ドアの外側に独自のスピーカーユニットを貼り付け、浴室ドア全体をスピーカーの振動板として利用することで、浴室内にサラウンド音響効果を与える。

 製品には、防水リモコンが付属し、浴室内から音量調整ができる。オーディオプレーヤーなどを浴室に持ち込む必要がなく、水濡れなどによる事故の心配もない。入力端子はφ3.5mmのミニジャック。音源はヘッドフォン端子から取れるので、iPodやウォークマンをはじめ「ほとんどのオーディオプレーヤーやラジオ、テレビとつなぐことができる」。価格はオープン。

「お風呂まるごとスピーカー」の仕組み

 一方、デジタルフォトフレームは、1.5型のTTF LCDディスプレイを三つ搭載。複数の画像を同時に表示でき、写真だけでなく、時計やカレンダーも表示可能だ。使い方は、デジタルフォトフレームを専用ソフトをインストールしたパソコンに接続し、入れたい画像を選ぶだけ。約110枚の画像を本体内蔵メモリに保存できる。対応OSは、Windows/MacOS。カラーはホワイトとブラックを用意した。

 本体のサイズは、幅13.5cm×高さ4cm×奥行き4.5cm(突起部を除く)で、本体にリチウムポリマー電池を内蔵。電源はUSBケーブルでPCから充電する方式。フル充電で最大4時間利用できる。

三つのディスプレイを搭載したデジタルフォトフレーム