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スマートフォンの構成比、増加の一途 「iPhone 4」発売で20%を突破
2010/10/14 16:51
週刊BCN 2010年10月11日vol.1353掲載
その契機となったのは、ソフトバンクが「iPhone 3G」を投入したこと。アーリーアダプタ需要が一段落した段階で構成比は減少に転じたが、販促キャンペーン「iPhone for everybody」を打つなどの施策で、5%に満たなかった構成比を8.5%(09年5月)にまで押し上げた。09年6月には「iPhone 3GS」を発売し、10%前後の構成比を維持しながら推移した。
10年4月、「iPhone」の対抗馬として期待されたAndroid OS搭載の「Xperia」(NTTドコモ)が登場し、構成比はさらに17.1%まで上昇。10年6月には、KDDIもauからスマートフォンの「ISシリーズ」を発売して、3大キャリアからスマートフォン端末が出揃うこととなった。しかし、スマートフォン市場をけん引しているのは「iPhone」であることは間違いない。10年6月末発売の最新モデル「iPhone 4」の好調な売れ行きを受け、構成比は20%台へと高まった。
今後も、各キャリアが継続してスマートフォンの新機種を投入すれば、構成比がさらに拡大していくのは確実といえそうだ。
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