RPAへの誤解
RPAは「誤解されている」。一般的にRPAの導入には、属人化した業務フローの整理が必要とされるが「属人化したやり方でも、ロボットが作業できれば問題ない。整理しなくても、今行っている操作をそのまま置き換えればいい」。
つまるところ、整理が必要なのは「業務をする人とロボットを作る人が違う」から。業務内容を簡潔に伝えるために整理が求められるということだ。自社のRPAツールは業務の担い手がロボットの作り手になれる。「自分の業務のプロは自分」であるのだから、他の人に任せるより、自身の手で改善したほうが効果は高い。「業務のプロを、改善のプロに育てたい」。働く人の業務改善への意識を高める。それが自社プロダクトが有する真の価値だ。
日本型DX推進カンパニー
「日本型DX(デジタルトランスフォーメーション)推進カンパニー」を目指している。日本型DXとは、ボトムアップ型のDX。企業変革にはトップのスピード感ある意思決定が求められるが「その決定を早急に実行できるかが大事」。
たとえ、迅速な意思決定ができても、現場に人手が足らず、余裕がなければ実行は困難だ。決定を速やかに実行へ移せる体制を整えるためにも、現場の業務改善は待ったなしである。
中小企業に戦略の選択肢を
日本が元気を失う中、子どもたちには「頑張れば道が開けるという可能性を信じ、未来を切り開く力を身につけることで人生は明るく楽しめるんだと思ってほしい」と願う。そのために日本経済を成長させたい。特に経済を支える中小企業に活力をもたらすことが重要だ。
「中小企業に大企業と同じような戦略の選択肢を提供し、それを実現できる時代をつくりたい」
あくまでRPAはその第一歩。理想を具現化する二の矢は計画しているが「まだ言えない」。けれども、そう語る表情には、自信がにじんでいた。
プロフィール
永田純一郎
1978年生まれ、2002年横浜国立大学経営学部卒。経営コンサルティング会社に入社後、新規事業開発を担当。その後、FCEグループでも新規事業開発を手掛ける。13年にグループのダイニングエッジインターナショナルとFCEエデュケーションの取締役に就任。15年にFCEプロセス&テクノロジーを設立。
会社紹介
自社開発したRPAソフト「Robo-Pat」の提供をはじめDX推進支援、代理店開発などを展開。Robo-Patは17年10月に正式リリースし、現時点で850社1800ライセンスの導入実績がある。FCEグループは教育や企業向けの研修、飲食コンサルティング、出版などを行っている。