ウェブベースのグループウェア「desknet's(デスクネッツ)」を開発・販売するネオジャパン(齋藤晶議社長)が、同社製品にデータベースを搭載したのは、2000年にリリースした旧グループウェア「iOffice2000 for Oracle」が最初だ。02年には、同製品の後継として現在の「デスクネッツ」に名称変更し、データベースもオラクルDBに加え、SQLサーバー、DB2、PostSQLに対応した。これまで、SOHO、中小企業から大企業、官公庁まで幅広く実績があり、約150万ユーザーに利用されている。
ネオジャパンの大神田守・プロダクト事業本部取締役事業本部長は、「デスクネッツでユーザー企業が選択するDBは、大規模がオラクルDB、中小規模がSQLサーバーという構図があった。ただ、中小規模の企業はDBを導入していない場合が多く、インストールの負担を軽減すべきだと考えた」結果、03年2月に「desknet's for SQL Server」をリリースした。
「desknet's for SQL Server」は、ネオジャパンで初めてDBをエンベデット(組み込みソフト形式)したグループウェア。SQLサーバー2000と「desknet's」をウィザード形式で連続インストールでき、DBとグループウェアを別々にインストールするより、作業の負担を軽減できる。大神田取締役は、「『desknet's for SQL Server』にはインストーラーが付いているので、この製品を扱う販社が増える」と見ている。