上期の全体傾向は増収増益だが、「開発系SIer」のうち不採算プロジェクトを下期にも引きずることが確実なケース、上期で処理を終えたものの下期での再発を織り込むケースなどで通期予想に強気・弱気が表われている。開発系SIerは、個々の企業別に見れば好不調があるにせよ、全体の経常利益率が1ケタ台にとどまっている。産業・社会のシステムを担うIT専門集団が、ネット系・ゲーム系企業群との収益率比較で企業価値が過小評価される要因ともなっており、株式公開組を中心に2ケタ台への回復努力が求められる。(ジャーナリスト・佃均)