2006年は「金融商品取引法」の成立や「会社法」の施行を受け、企業向けシステムを提供するIT業界全体が“内部統制”の渦に巻き込まれた。また、「SaaS」など、システムの提供方法のオンデマンド化が急速に進行。SIerはこうした新しい提供方法を含め、トータルなサービス体制を築く必要性に迫られ、それに押されるように経営統合や再編が相次いだ。新領域では、UHF帯の「RFID」やNGN(次世代ネットワーク)の「元年」となった。一方、「Winny(ウィニー)」悪用による情報漏えいやパソコン電池の不具合など、ITのぜい弱性を露呈する事件が相次いだ1年でもあった。