仮想化技術に対する国内企業の認識はここへきて、「知る」から「使う」フェーズへと急速に変化している。仮想化技術が普及し始めた2005年頃、「開発環境」に仮想化を利用する有用性は広範に知られていた。現在では、物理的に増え過ぎたサーバーなどの「統合」を主な目的として「本番環境」で利用する動きが加速している。しかし、“仮想化信奉”が進む一方で、逆に仮想化で生じる問題があることも理解する必要があるようだ。将来的に運用管理を効率化する上で、単純に1台の物理サーバーに仮想サーバーを乗せることによる弊害などがある。大手SIベンダーからは、こうした問題を解決しつつ、導入から運用管理までを見越した「仮想化ソリューション」が続々登場している。ユーザー企業はどんな視点で選択すべきなのか検証する。(谷畑良胤●取材/文)