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<Windows Ready!2008 ~新プラットフォームがIT業界に及ぼす影響~>1.製品連携で相乗効果生む
2007/10/01 14:53
週刊BCN 2007年10月01日vol.1205掲載
「Better Together」――。組み合わせによる相乗効果を表す言葉だが、マイクロソフト担当者は頻繁にこのキャッチフレーズを口にする。次世代プラットフォームを連携させることで、「1+1が、3にも4にもなる」(五十嵐・業務執行役員)という製品コンセプトを打ち出し、ビジネス市場で全製品の「垂直立ち上げ」を目指している。
セキュリティ強化し中小攻略 次世代のクライアントOS「Windows Vista」とサーバーOS「Windows Server 2008」は、“Longhorn”という同一の開発コード名で、単一のプロジェクトとして開発が始まった。両OSには複数の共通テクノロジーが採用されている。ネットワークやストレージ、セキュリティなどが、新たに強化されている。 「Vista」は1月下旬に出荷を開始したが、ビジネス市場での「立ち上がりが予想以上に遅れている」と、中堅SIerは想定していたビジネス機会が、後ろにずれ込んだことを嘆く。逆に「新サーバーOSで起死回生はある」と、「Server2008」の投入を心待ちにしているITベンダーは、特に中堅中小企業市場で活躍するITベンダーほど多い。 例えば、「Server 2008」には、「NAP(ネットワークアクセス保護)」という技術が搭載される。リモートアクセスしてくるパソコンや、オフィス内やリモートサイト内のパソコンも検査・監視ができ、セキュリティレベルが格段にアップ。オービックビジネスコンサルタント(OBC)の日野和麻呂・開発本部次長は「前サーバーOSは、セキュリティのぜい弱性を心配し、導入を見合わせる企業があった。新サーバーOSならば、幅広く企業に薦めることができる」と、敬遠気味の中小企業にサーバー導入を勧める機会が増えると予測する。 このほか、データベース「SQL Server 2008」や「Server 2008」の仮装化技術や統合開発環境「Visual Studio 2008」を使ったAjax開発の効率化など、注目の新機能を解説・検証しつつ、次回以降にパートナーに及ぼす新たな「ビジネス機会」が創出できるのか、考えていく。(谷畑良胤●取材/文)
「Better Together」――。組み合わせによる相乗効果を表す言葉だが、マイクロソフト担当者は頻繁にこのキャッチフレーズを口にする。次世代プラットフォームを連携させることで、「1+1が、3にも4にもなる」(五十嵐・業務執行役員)という製品コンセプトを打ち出し、ビジネス市場で全製品の「垂直立ち上げ」を目指している。
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