富士通では製造から、物流、サポート、リサイクルにいたるまで、製品のライフサイクルを一貫して手がける「Made in Japan,for Japan」を推進している。同社は省エネ、省スペース、静音の取り組みである「ECOフレンドリー」とともに、安心・安全なシステム提供に注力する方針だ。五十嵐一浩・経営執行役パーソナルビジネス本部長は「ユビキタス社会は想定したよりも早く進んでいる。製品の使いやすさや、モビリティを追求していく」と述べた。
東芝はノートPC「dynabook SS RX」を上げ、世界一の軽さ、薄さと長時間駆動を訴えたほか、携帯電話事業者との提携により、高感度のアンテナを内蔵、モバイルネットワークに常時接続する環境を実現した。「デスクトップをノートPCに置き換えていきたい」と下光秀二郎・執行役上席常務 PC&ネットワーク社社長は話す。また、同社は内部統制強化にフォーカスし、情報漏えい対策や、運用管理の機能を搭載した、アプライアンス「PC運用上手」を紹介した。
アップルジャパンは、他社がハードの紹介を行うなか、「Mac OS X Leopardを見てもらう機会がない」(山元賢治代表取締役)と、新OSの機能紹介を行った。iTunesに使われている技術、カバーフローを使い、PC内の各ドキュメントの表紙を専用ソフトがなくても閲覧できる機能や、1画面を最大16分割できる「スペーシズ」、また、リモートでドキュメントを見せながらコミュニケーションできるビデオチャットや自動バックアップ、さらにウィンドウズしか動かないアプリケーションをMacで動かすことができる「ブートキャンプ」を説明した。PCにおいてはクリエイティブ関連のユーザーでアドバンテージを持っているが、最近は学生が購入することも多くなったという。「こうしたアドバンテージを持っている部分を保持しつつ、将来の若いマックファンを増やしていきたい」とした。