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兼松エレクトロニクス PC遠隔制御サービスを光回線とセットで販売 SMB市場の開拓を目指す
2012/08/02 21:03
週刊BCN 2012年07月30日vol.1442掲載
中堅・中小企業(SMB)向けにクラウド型商材の販売強化に取り組んでいる兼松エレクトロニクス(榎本秀貴社長)。同社は、パソコン遠隔制御サービス「DESKTOP+Plus」を西日本電信電話(NTT西日本)が提供するインターネット接続サービス「フレッツ光」に追加し、SMBに強いNTT西日本の販売会社を通じて売り込む。今後、同様のビジネスモデルを東日本にも横展開することを検討している。
兼松エレクトロニクスは、インターネットを介して、外出先から会社や自宅のパソコン環境にアクセスすることができる「DESKTOP+Plus」を、昨年の6月に発売した。この1年の間、エンタープライズを中心として、およそ100社のユーザー企業を獲得してきた。今後、クラウド型で導入しやすい「DESKTOP+Plus」を商材として、SMBの市場を開拓することを狙って、ユニークな販売モデルを打ち出した。
兼松エレクトロニクスは「DESKTOP+Plus」をNTT西日本のインターネット接続サービス「フレッツ光」と連携し、フレッツ光のユーザー企業が「DESKTOP+Plus」のサービス料金をフレッツ光回線の月額利用料とまとめて支払うことができる仕組みをつくった。つまり、ユーザー企業は、兼松エレクトロニクスのパソコン遠隔制御サービスを、フレッツ光回線にアドオンするかたちで簡単に導入することができるわけだ。
「DESKTOP+Plus」とフレッツ光を融合したサービスの提案・販売活動は、西日本地域で回線の販売を手がけるNTT西日本の子会社8社のうち、数社が行う予定。兼松エレクトロニクスは、現時点で関西地区を中心としてビジネス展開している販売会社1社と正式に契約を締結しており、ここがサービスを販売することが確定している。これから先、販売会社の数を増やしていく計画だ。
こうした取り組みによって、兼松エレクトロニクスは二つのことを狙っている。まず、西日本で電力供給が不足している状況下で、BCP(事業継続計画)や在宅勤務の施策としてニーズが急拡大しているリモートアクセスの市場を開拓することだ。兼松エレクトロニクスは、向こう2年の間に「DESKTOP+Plus」をフレッツ光に追加するかたちで、西日本で6万ユーザーライセンスの獲得を目標に掲げている。
二つ目の狙いは、NTT西日本の力を借りてSMB市場で兼松エレクトロニクスの認知度を高め、将来、「DESKTOP+Plus」だけではなく、同社が扱う他の商材もSMBに提供できるようにすることだ。同社は、今回、第一ステップとして西日本で展開する「DESKTOP+Plus」の販売モデルを、今後、東日本にも横展開することを検討している。このモデルを踏まえて、全国でSMB市場を獲得することに取り組んでいく。(ゼンフ ミシャ)
中堅・中小企業(SMB)向けにクラウド型商材の販売強化に取り組んでいる兼松エレクトロニクス(榎本秀貴社長)。同社は、パソコン遠隔制御サービス「DESKTOP+Plus」を西日本電信電話(NTT西日本)が提供するインターネット接続サービス「フレッツ光」に追加し、SMBに強いNTT西日本の販売会社を通じて売り込む。今後、同様のビジネスモデルを東日本にも横展開することを検討している。
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