→「<中国のITユーザー事情>日系ベンダーのシステム構築事例集」 から読む <京特機電(上海)有限公司> フォークリフト用バッテリの製造をメインに手がけ、日本本社からの受注が約6割。今年からポータブル発電機の製造も開始し、外部からの受注比率が向上

京特機電(上海)の山崎浩司総経理(左)とJBCN(上海)の滝川貴昭部長 佳報(上海)信息技術有限公司=JBCN(上海)は、京特機電(上海)有限公司の業務拡張に伴って生産管理システムを提供した。また、IP化によるコスト削減も実現した。
京特機電(上海)は、フォークリフト用バッテリの製造がビジネスの柱で、売上規模は約2億5000万円。これまでは、製造するために使う部品数が少なく、製造した完成品の1日あたりの出荷も目分量で把握できるほどの数だったことから、すべて手入力処理で管理を行っていた。しかし、あるメーカーから大きな案件が飛び込んできたことが転機になった。京特機電(上海)の技術力を見込んでインバータ技術を駆使したポータブル発電機の製造依頼がきたのだ。この事業を手がけることで、全社の売上規模は現状の2倍となる5億円に膨れ上がる。山崎浩司総経理は、「大きく成長できるチャンスと感じた」と振り返る。
ただ、業務拡張にあたって、問題として浮上してきたのが社内のシステム化だった。「今後は部品数や出荷が増えるので、追いつかなくなる恐れがある」と、山崎総経理は懸念した。そのため、生産管理システムの導入に踏み切って、JBCN(上海)に依頼することになった。
営業を担当することになったJBCN(上海)の滝川貴昭営業部部長は、「手作業で管理していたということを勘案して、できるだけシンプルなシステムを視野に入れた」としており、「SMART」を提案した。12年5月からテスト稼働。13年の初頭には、本格稼働する予定だ。
また、京特機電(上海)では業務拡張に伴ってオフィスを移転。オフィス内のネットワーク構築も、JBCN(上海)が手がけた。「本社間との通話をIP化してコスト削減につながっている」と、京特機電(上海)の山崎総経理は満足している。
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